乙女

螺旋卵形線チェルアルコ – 感想

2021/06/09 2021/08/02

このページにはネタバレが含まれます。ご注意ください!

「螺旋卵形線チェルアルコ設定資料集」ってないのかなぁ欲しいなぁ(ネットをグルグルしながら探し回る絵文字)

●CGモードが美術館

ストーリーが美しいというのは前ページでも伝えたのですが、スチルもまた…綺麗なんですよね…
1つエンディングを回収するとEXTRAが解放されてCGやエンディングリストやあとがき見れるのですが、

CGモードがね………美術館なんですよ…
いつの間にルーブル美術館に瞬間移動したの? 私。

どのスチルも大好き、綺麗なのは大前提。
その中で特に好きなスチルは ルドヴィカさん初登場! のスチルです

堂々とした表情とか見た目はもちろん一瞬で彼女の性格が分かるという魔法のスチルでした。


エンディングリストにあるタイトルも「〇〇エンディングその1」ではなくて
一つの本みたいになんていうか…エンディングリストが本棚みたいでどの本読もうかな~っていうワクワク感がある
しかも、それぞれエンディング名のセンスがこれまた光ってる…!

●周回する度に変化していくタイトル画面の印象

何度見ても美しい

最初見たとき
「綺麗だなぁロクスさんがこっち見てる幸せ」

クリス以外の全エンディング1を見た時
「ルーシャさん、きっと外の世界が気になってるんだろうなぁ、ロクスさんよく見たら俺の運命と言わんばかりの視線をモナカの方に向けてるなぁイケメンだなぁ、カナちゃん過去の自分と葛藤してるのかなぁ、フェルシニーさんのこの表情納得」

フルコンプ後
「クリス…モナカを包んでるのはそういうことだったのか…! 大切に包み込んでる…」

●幸せとは何か考えるきっかけになる

ほんと、幸せってなんだろう…(プレイしながら)
二度寝できると知った瞬間とか、ゲームプレイしてるときとか、お菓子食べてるときとか…?

●螺旋卵形線チェルアルコという哲学

1つの文字の中に100の意味を持つこちらのゲーム。
哲学的で私たちが普段当たり前に思っていることを考えさせられるし、いろんな視点から楽しめる深~いゲーム。
ゲームというよりゲームを通した人生の教科書だと思う

タイトルまでも輝いてまして、
螺旋:上に向かってぐるぐる回転してって登っていく感じの図
卵形線:卵みたいにぐるぐる回っている感じの図
チェルアルコ:エスペラント語で「虹」を表すのだそう

ちなみにエスペラント語って人工言語なんだって。

人工言語というのがまた納得ですね…どんなに登っていっても必ずループする、ぐるぐる回ってまた虹(クリス)へ向かう。
螺旋卵形線チェルアルコというこの物語をこの3つの言葉で表現されているのがまたスゴイ思いました(語彙力)

●色と言葉の魔法使いの作者さま

2年の時間をかけて作られたこの「螺旋卵形線チェルアルコ」。
壮大な世界観、華麗なる伏線、個性豊かなキャラクター、描写、美しきスチル……

主人公のモナカちゃんはじめ、ルーシャさん、ロクスさん、カナちゃん、フェルさん、クリスさん、ルーさん、スリヴァさん…
この魅力あふれるキャラと私たちを出会わせてくれた人、そう、作者の梅ヶ枝さん。

梅ヶ枝さんも、素敵な魔法使いだと思うのです。

フルコンプ後にクリスのスチルを見ながら考えてました。
なんていうか、もう、すごい才能だと思うんですよ。才能と、尊敬。

言葉に対する情熱が尊敬そのもの、例えば…

目が覚めるとそこは異世界でした。
魔術師に魔法使い、あきれるほどにありふれたファンタジー。
けれど呼び出された私は、ただの女子高生だったのです。

――知ってる知ってる、そういう話。漫画で読んだことある。

ストーリー文

この短い文章で「え? どういう話なんだろう?」
ってワクワクさせられる、一気にプレイヤーの心を鷲掴みさせる力。素敵。

言葉の表現力もすごいのです。
体を器と例えているところとか、一つ一つの単語に魂がある感じ。生きてる。

いつのまにか私にとってこのゲームが辞典になってる。

この言葉ってどういう意味だろう? って調べる
→意味が分かる
→脳内に蓄積される言葉、そしてちょっと賢くなった優越感
→もっかいゲームプレイする
→このキャラがこういう場面でこの言葉を発するのはそういうことなのか~と納得

本と色…特に「青」が本当に好きなんだなぁと作者さまの情熱を感じました。


いやそのあのね。何がすごいかって、こんなもう沼超えて湖超えてもうそこは海っていう壮大な世界観が分かりやすく構成されているということなのです。めちゃくちゃ読みやすいんですよ。
こんがらがることもなくすんなりと物語を読むことできてですね、そこにキャラの個性だったり心情だったりが巧みに組み込まれているという、それなんて神業?|ω・)

あと、このゲームはプレイヤーそれぞれの考察を見るという新たな楽しみ方もあってですね…。
私も検索していろんなプレイヤーの感想だったり考察を見まくってまして、こうだったのかそういう考えなのかぁと納得したりの日々です。このゲームで考察の楽しみを知ってよかったなぁ。


私、梅ヶ枝さんのゲーム全部プレイ済なのですが(感想記事はただいまじっくりコトコト準備中)、
梅ヶ枝さんが書く攻略キャラって(個人的感想)、持ちかける話題とか主人公に投げかける質問などにちょっと企みがあるんだけどその奥には優しさやあったかさが表れてて、ホイホイついていったら騙されるんじゃないかという危機も感じつつ私のこと気にかけてくれてるのかな(キャーッ)、でもこのまま受け入れていいのだろうか(アッ)、いやでも貴方が私に向けるその瞳から逃れられない…ッどうしようッ(ドウシヨウ)!!!!!!!!!!!!!!
…って感じの雰囲気があるので大好きでーーーーーーーーーーーーす!!!!!!!ヾ(≧▽≦)ノ
(興奮とともに書いた支離滅裂な文章)


この作品に出会わせてくれた世界、そして梅ヶ枝さんに、感謝。
素敵なゲームでした、ありがとうございましたm(__)m