ひだまりサーモン

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プロローグ「パン屋『みるくま』のはじまり」

プロローグ「パン屋『みるくま』のはじまり」



(春の陽気が心地よい朝。ミルク町のパン屋「みるくま」から、いつものように甘いパンの香りが漂ってくる。)

主人公「今日もいい匂い…!レオンのパン、楽しみだなぁ!」

(ドアを開けると、見慣れた店内。でも、いつもカウンターの向こうで元気に立っているはずのレオンが、今日はどこかふらついている。)

主人公「レオン、大丈夫!? なんかすごくしんどそうだけど…」

レオン「…あぁ、大丈夫だよ。ちょっと寝不足なだけで…」

(そう言いながらも、レオンの額にはうっすらと汗が滲んでいる。)

主人公「寝不足って…絶対無理してるよ! せめて片付けとか、少しだけでも手伝わせて!」

レオン「いや、大丈夫。これは俺の仕事だから…」

主人公「でも、ずっと見てたからある程度のことならできるよ! ほら、少しくらい頼ってもいいでしょ?」

(レオンは一瞬考え込むが、主人公の真剣な顔を見て、ため息をつく。)

レオン「…わかった。じゃあ、ちょっとだけ頼むよ。」

(主人公が片付けをしている間、レオンはカウンターの椅子に腰掛ける。しかし、疲れがピークに達していたのか、そのまま座り込んでしまう。)

レオン「…すまない。ちょっと横になる。」

(レオンはそのままカウンターにもたれ、静かに目を閉じる。)

主人公「……ゆっくり休んでね。」

(そっと毛布をかけてあげると、レオンの寝息が静かに響く。)

──翌朝

(店に向かうと、すっかり元気を取り戻したレオンが待っていた。)

レオン「昨日は本当に助かった。おかげで今日はずいぶん楽になったよ。」

主人公「よかった! でも、一人で全部やるのってやっぱり大変じゃない?」

(レオンは少しだけ考え込む。そして、主人公を真っ直ぐに見つめ、静かに口を開く。)

レオン「…もしよかったら、これからも手伝ってくれないか?」

(主人公は驚きながらも、どこか嬉しい気持ちになる。)

「もちろん!」

(こうして、主人公は「みるくま」の一員として、新たな日々を迎えるのだった──)
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